都立砧公園(世田谷区砧公園1)内のソメイヨシノが3月26日、開花した。見頃は週末から来週にかけて迎えるとみられる。
同園には東側(世田谷美術館、アスレチック広場)と西側(ファミリーパーク)に約840本のさまざまな種の桜の木があり、中でもソメイヨシノは幹周り3メートルを越す巨木も多く、毎年桜の開花時期には花見の人々でにぎわう名所として知られる。同園サービスセンターによると、ピーク時には毎年平均して1日5万人の人出があるが、昨年の満開時(3月22日)には約5万5000人超の人出があり、翌週にかけて10万人ほどが花見を楽しんだという。
今年は昨年よりも開花が遅れ、ソメイヨシノは25日午後から26日にかけて確認された。同センタースタッフは「今週末から次第に開き、天候が順調であれば来週末にかけて花見を楽しめるのでは」と話す。同園内では今年も花見時期限定の「宇都宮焼きそば」「広島焼き」「たこ焼き」(1号売店付近)、「ローストチキン」「タコライス」「ローストビーフ」(2号売店付近)などの臨時売店が出る予定(営業日と時間は各店現在調整中)。同センターでは、スタッフ手作りの「砧公園さくらマップ」を無料配布しており、園内に植わっている桜について品種ごとに説明してある。
ほかに、今週末、同園内にある「世田谷美術館」では「さくら祭」が開かれる。同館の中庭やくぬぎ広場で「お花見缶バッジ」や「桜クリアファイル」を作る「100円ワークショップ」やフリーマーケット、ライブ(入場無料)など、さまざまなイベントを予定する。群馬県川場村の野菜やコンニャクの販売コーナーも。
「さくら祭」は29日~30日、開催時間は10時~16時。雨天は館内で開催。